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入場テーマソング・発走ファンファーレについて

中央競馬では、以前から出走馬が本馬場入場する際に著名作曲家が作った入場テーマソングを演奏(テープ)しているが、1987年に中央競馬会の略称がNCKからJRAに変更されたのを契機に、同年12月より各競走のファンファーレも著名作曲家制作のものに順次変更された。GI級競走については一部競走を除き楽団(主に陸上自衛隊、海上自衛隊付属の音楽隊、地元の交響楽団、地元の大学の吹奏楽部)による生演奏が行われている(ローカル開催(特に夏季)での重賞でも地元のブラスバンドによる生演奏が行われる場合もある)。

ただし、ファンファーレが定着すると、GI級競走を中心に観客がその曲に合わせるかの様に手拍子を打つようになり、特に観客から近いスタンド前に発走地点のある競走(例・東京芝2,400m、京都芝2,000m)などで競走馬に悪影響を与えるケースが発生した。これはゴール前で実況映像のタイミングに併せて紙吹雪・クラッカー・紙テープやゴミなどを投げ散らす者と並んで、万一の事故を考えれば競馬の公正確保にも関わる重大な問題であり、JRAは「それらの行為は絶対におやめ下さい」とファンに宣伝しているにも拘らず、その対応に現在も苦慮している。

基本的には観客のモラルと行動の節度に訴えるほかないものであるが、これには限界があり、後に追加された障害競走のファンファーレについては、その作曲の際「手拍子を打ちにくいこと」が主要コンセプトの一つになったほどである。平地競走のファンファーレについても、多くはこの手拍子の問題を理由として何度か変更の話題が上がっている。

また、現在ではすっかり定着したファンファーレの生演奏だが、近頃は本番での演奏ミスが多発し、競馬ファンや競馬評論家から演奏を行った団体やJRAに対し苦情が寄せられるケースが発生している(2005年安田記念のフライング演奏等)特に、音の高低差が激しく、演奏難易度の高い札幌・函館競馬場の重賞ファンファーレにおいてこれらの事例が目立つ。

特殊なケースとして中京競馬場で開催される名鉄杯がある。これについては1000万下という下級条件戦であるにもかかわらず、賞を提供している名古屋鉄道の看板車輛の一つである名鉄パノラマカーのミュージックホーンの音色をアレンジした独自のファンファーレが用意され、また名鉄所属のブラスバンドが生演奏でファンファーレを行っている。

この他、2004年のJRAゴールデンジュビリーキャンペーンの「名馬メモリアル競走」にも特別にファンファーレが用意された。

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